VOD比較ナビ 動画配信サービス【hulu・U-NEXT・Amazonプライムビデオなど】

話題のサービス「VOD」とは一体どのようなサービスなのか?

VODとは「Video On Demand(ビデオ・オンデマンド)」の略称で、インターネットを用いた動画配信サービス全般を指します。

いつでも好きな時に、ユーザーが観たい動画を観れることが最大の特徴で「映画・ドラマ・アニメ・ドキュメンタリー・スポーツ」など、幅広いジャンルの動画を見ることが出来ます。

日本で本格的にVODが普及し始めたのは、2011年に「Hulu」がサービスを始めたことがきっかけで、それから「U-NEXT」や「Amazon」などの大手企業がどんどん参入を始め、ドコモの「dTV」やauの「ビデオパス」など、携帯電話キャリアもこぞってVOD市場に名乗りを上げてきました。

VODサービスの多くは「SVOD」形式

大手VODサービスの多くは「SVOD」の形式を取っています。

SVDOとは「Subscription Video On Demand(サブスクリプション・ビデオ・オンデマンド)」の略称で、サブスクリプションとは「定額使い放題サービス」のことです。

バイキングやビュッフェの食べ放題、服や時計の借り放題、音楽の聴き放題に雑誌の飲み放題サービス、、、これらは全てサブスクリプションサービスの一つで、企業は今、単品の商品を売ることから、毎月定額の「サービス」を売ることにシフトしているのです。

この流れはVOD業界でも同じで、毎月基本料金を払うと、対象の動画が見放題になるサービス、つまり「SVOD」形式が現在の主流です。

AVDOとTVODとは?

SVODと合わせて覚えておきたのが「AVDOとTVOD」です。

AVODとは「Advertising Video On Demad(アドバタイジング・ビデオ・オンデマンド)」の略称で、企業の広告を見ることで、無料で動画が視聴できるサービスです。

これは、YouTubeなどに代表される、動画共有配信サービスでよく使われている形式で、動画の始まりや途中に、企業が広告を流すことによって、動画の視聴料を無料にしています。

次に、TVODとは「Transactional Video On Demand(トランザクショナル・ビデオ・オンデマンド)」の略称で、これは言うならば、VODのレンタルビデオサービスのことです。
SVODではカバーしきれない、例えば新作映画を見る際は、1本400円の料金を払い、その映画を一定期間「レンタル」します。

例えば、期限が1週間の作品なら、1週間の間は対象作品が見放題ですが、その後は動画の視聴権限がなくなってしまいます。

VODの仕組みについて

VODは動画の再生にインターネットを用いる

VODの特徴は、動画の配信にインターネットを利用していることです。

光回線などの高速ブロードバンドの急速な普及により、文字や画像だけではなく、動画データもインターネットに載せることが可能になった現代では、必然的に動画配信サービスが普及する環境が整っていたのです。

誰もが知っている動画配信サービスといえば「YouTube」ですが、広い意味でいえば「YouTube」もVODで、まさにブロードバンドの普及によって生まれた動画配信サービスです。

VODは複数のデバイスで再生できる

インターネットに繋がっている端末であれば、多くの場合はVODが利用できます。

代表的なものとしては、パソコンやスマートフォン、タブレッドなどが挙げられ、他にはインターネット対応テレビやゲーム機、セットトップボックスなども挙げられます。

また、VOD各社の契約にもよりますが、これら複数端末での同時再生も可能です。

これにより、リビングの大きなテレビで映画鑑賞をしながら、手元のiPhoneで違う動画を再生するといったことも可能です。

VODはいつでも好きな動画を再生できる

VODに番組スケジュールはなく、ユーザーはいつでも好きな時に観たい動画を再生することができます。

決まった時間に動画を見る必要がないので、帰宅後ゆっくり映画鑑賞をすることも、通勤しながら電車内でニュース動画を見ることも可能です。

仮に家族同士で観たい番組が違っていても、お互いのデバイスで違う番組を再生することも可能です(契約しているVODによります)

VODの画質について

インターネットで配信される動画には、主に3つの画質モードがあります。

SD画質:最も低画質、データが小さく軽いので低速な回線でも再生できる
HD画質:VODで最もスタンダードな画質、ほとんどのブロードバンド回線で再生可能
4K画質:超高画質、データが大きいので高速な回線と4K対応のデバイスが必要

光回線などのブロードバンド回線を使っているユーザーならHD画質か4K画質、モバイルルーターやスマートフォンの回線で見る場合はSD画質が懸命です(HD画質以上は契約データ量を簡単にオーバーしてしまいます)

VODで配信される動画について

VODで配信される動画のジャンルとは?

VODで配信される動画の主なジャンルは以下の通りです。

映画:洋画・邦画の新作や旧作
海外ドラマ:ウォーキングデッドや24などの連続ドラマ作品
韓流ドラマ:太陽の未裔やホジュンなどの連続ドラマ作品
国内ドラマ:ガリレオやHEROなどの連続ドラマ作品
アニメ:ドラゴンボールやガンダムなどの国内アニメ作品
オリジナル:ドキュメンタル(Amazonプライムビデオ)やデアデビル(Netflix)などのオリジナル作品
キッズ:仮面ライダーやアンパンマンなどの子供向け作品
バラエティ:クイズ番組や情報番組などの作品
ドキュメンタリー:NHKやナショナルジオグラフィックなどの作品
スポーツ:各国の主要スポーツ中継
アイドル:アイドルや声優が出演する作品

VODのオリジナル作品とは?

AmazonプライムビデオやNetflixなどでは、通常作品よりもオリジナル作品に人気が集まっています。

もともとVODのサービス会社は、既存のコンテンツを配信するのみの存在でしたが、VODが普及し、サービスの人気が高まっていくにつれて、他社との差別化の為にオリジナル作品を創る必要が出てきました。

Amazonプライムビデオの、ダウンタウンの松本人志のオリジナルお笑い番組「ドキュメンタル」や、Netflixのオリジナリ連続ドラマ「デアデビル」などの作品がこれに当たります。

VODのオリジナル作品の特徴は、従来のテレビ番組を食ってしまうほどのキラーコンテンツであり、VOD各社が巨額を投じているということです。

つまり、VODのオリジナル作品は「おまけ」では無く、これからのVODのカギを握るビッグコンテンツといっても過言ではありません。

「VOD」とは一体どのようなサービスなのか? まとめ

VODはインターネット時代の新しい動画の楽しみ方です。

いつでも好きな時に観たい動画を視聴できるので、自分のライフスタイルにあったVODを探してみましょう。